達成レベルを数値で表現するには
達成レベルを数値で表すことほど、わかりやすく説明できる物はありません。
これを利用しない手はないと言えます。
どのような数値を使えばよいのでしょうか。以下のようなものが代表的ですが数値で表す場合、数字にやたら苦手な人間が存在することを忘れてはいけません。
簡単明瞭・一目瞭然でいきましょう。その方が説明も簡単なうえ、時間を取りません。
・金額 → ○△売上、利益
・頻度(件数、回数、個数)→ クレーム件数、返品件数、接触件数、棚卸回数、○△研究会開催数
・率 → 利益率、改善率、納品率、回転率、効率
・時間 → 処理時間、リードタイム、何時までに(納期)、残業時間
・点数 → 満足度、品質スコア、安全スコア
・スペース → 面積、容積、距離など
テーマ候補を自分で考えてみる、という姿勢が大切です。
最終的には、あなたの意見が通らずに違うテーマを目標に取り組まなくてはならないことになるかもしれません。仮にそうであっても自分の問題意識から、テーマの候補を用意していくことが大切です。
一見ムダに見える作業をすることで自分自身の問題解決能力が向上し、更には「問題意識の高い人」という評価にもつながっていきます。
回数をこなしていくということは、自分自身の実力を付けていく上でも大いに役立ちます。次のような角度から考えてみることをお勧めしたいです。
・会社や上司の方針
・普段感じている問題意識(こう改善できれば・・・)
・期待成果や役割
・中期計画
・自分の仕事に関わる環境変化
このような観点から来期取り組むべきだと考えるテーマを、4~7個程度用意した上で上司との話合いに臨みましょう。
技能職には、次のような成果が期待されることが多いです。
・品質を確保する
・生産性を向上する
・歩留を確保、向上する
・納期を確保、短縮する
・コストダウンに貢献する
・改善提案をする
・作業の組み替えの柔軟性を向上する
・機械の稼働率を高める
担当別にラインが分かれている場合は、一人ずつが目標とすることもできますが、複数メンバーで一つの機械やラインを任されている場合は、共通目標として設定しなければならないでしょう。
技能職に「品質」「コスト」「納期」を意識させている職場は多いでしょう。ですが、顧客満足度との関係で理解している担当者は少ないのではないでしょうか。
お客様のため、というより上司・会社にとってメリットのあるものを追求させられていると感じている人が多く、お客様と遠いところで仕事をすることが多いためか、顧客満足を意識する機会が少なくなってしまっています。
品質・コスト・納期を改善することが、どのように顧客満足度に関係するのか、という関連を理解してもらえるようコーチングすることが非常に大切です。
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文責:田辺和彦
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