開発・技術職向け目標管理のヒント
開発職には、次のような成果が期待されていることが多いです。
・開発テーマを達成する
・納期を確保する
・業務の工数を短縮する
・コストを削減する
・製造段階での作業性および作業品質を確保・向上させる
・技術ノウハウ・業務システムを革新、標準化する(体系的に蓄積し、全員が容易に活用できるようにする)
なかでも重要な成果は「開発テーマを達成する」ということです。しかし、これを営業の予算と同じく、目標とすることは好ましくありません。自主性を入れにくいからです。
また、顧客の都合や会社の都合でテーマやスケジュールは入れ替わるものですし、受注生産的な会社の場合それは頻繁に起こるはずです。その度ごとに目標管理シートを書き直していたのでは仕事になりません。開発日程管理や開発予算管理という役目は、開発計画書が果たしているはずです。
開発テーマは頻繁に変わったとしても、開発プロセスは共通な場合が多いはずです。以下のようなプロセスに着目させると効果的です。担当している業務の生産性を向上させ、ミスを減らす、質を向上する、納期・タイムラグを短縮する、というようなものを目標に取り込むのが相応しいでしょう。
・開発テーマ企画・仕様打ち合わせ・仕様確認・基本設計
・概略設計・詳細設計・プログラミング・デバック・最終検査
・外注先の管理・販売支援用技術資料の整備
・販売支援(営業同行)・技術セミナー開催
・技術サービス、サポート・技術の標準化
開発や設計といっても営業同行をしたり、技術的アドバイス・サポートをしたりという営業的側面が、これから益々求められていくことになるでしょう。以下のような目標を持つことが大切です。
・新製品XXの販売予算を営業と共同で達成する
・営業同行の回数を増やす
・技術的質問に対する回答スピードを早める
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文責:田辺和彦
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