目標管理は上司と部下の一対一なの?
目標管理制度を運用している組織では、目標設定もフィードバックも「上司と部下の一対一でやるもの」ということが常識になっているところが、案外多いように思います。
でもそれは専門コンサルタントからすると、えっと思うのです。
組織はたとえるなら「面」です。上司と部下の「一対一」は「線」です。フィードバックは「面」でやれないでしょうが「目標の候補決め」ぐらいの段階までは「面」でやっておかないと、チームワークが生まれませんよね。だって、同僚同士がお互いの目標、テーマを知らないのですから、お互いに支援、フォローアップのしようがないのですから。
この段階までをミーティングでファシリテーター(超訳すると司会者)を立てて、管理職は意思決定権者に徹することをお勧めしています。なぜなら、上司と部下の関係がこの会議に持ち込まれると、本音が出にくいからです。
文責:田辺和彦