目標立案時にしっかり考えるから効果的な振り返りが出来る
これまでの目標管理研修では「目標立案時にしっかり考えるから効果的な振り返りが出来る」、だから「その人やその組織は成長する」という演繹的ロジックと経験則で目標立案の重要性を説いていた。
最近、ある組織の目標管理研修で、その組織の一般社員の方々の目標シートの事例集を人事のスタッフの方にとりまとめて頂いた。それは管理職全員で「良い目標のイメージを共有化する」「良い目標に持っていくためのコーチングをマスターする」という狙いだった。
その事例集で予期せぬ発見があった。しっかりと考えた良い目標を立案した人が書いた「振り返り」と、漠然とした抽象的な目標を書いた人の「振り返り」では、文章量そのものが違うことに気づいたのだ。
文字数でいうと、128文字 対 30文字、 実に4倍の違いがあった。
そっけない振り返りには、例えば次のようなものがあった。
「××マニュアルは作成した。」
「全体的には大きなミスもなく良くできた。」
この傾向には「良い目標をかける人は文章が得意で振り返りもたくさん書ける」という原因も含まれていると思われる。上記の素っ気ない振り帰りから、その人が学ぶことは少ないだろう。成長も小さなものにとどまるに違いない。
「目標管理は、自分の成長のために」と考え、上手く活用して頂きたいと改めて感じた。
文責:田辺和彦
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