目標の事例、サンプルの功罪
目標管理で大切なのは、目標を具体化することだ。それをイメージさせたくて目標シートの記入事例を用意することがある。また、専門書にも業界や職種での目標のサンプルを提示しているものもある。サンプルは目標のイメージがつかまえやすい、という効果がある反面、次のようなデメリットもある。
・「目標を何にすべきか」を考えるという行為を通じた「仮説立案力」や「情報収集分析力」が育たない。
・目標設定時に諸条件を充分に考慮しなくなる分「振り返り」の際に、ノウハウとして蓄積されない。
目標シートのサンプルを提示した組織では「サンプルと同じようなシート」が大量にあがってくる傾向がある。目標管理の「人材育成機能」が有効に働いていないようで残念だ。サンプルを提示してもせいぜい1つ2つにとどめるべきではないかと思う。
文責:田辺和彦
- 目標管理ヒント集はこちらへ
- 目標管理診断/360度評価(多面評価)はこちらへ
360度評価(多面評価)/gdl360.comへのお問い合わせ
360度評価(多面評価)/gdl360.comへのお問い合わせは、お問い合わせフォームより承っております。お気軽にお問い合わせ下さい。
360度評価(多面評価)/gdl360.comへのお問い合わせお問い合わせフォームがご利用になれない場合は、下記のフリーダイアルをご利用ください。