能力開発目標は本当に必要?
目標管理シートに「能力開発目標」の欄が用意されているシートを見かけることが多い。何を学ぶのかを個人が意識して一年間、がんばるという行為自体は大切なことだ。しかし、組織全体の目標シートに入れるべきかどうかは、良く検討した方が良い。
目標管理には、そもそも能力開発機能が内包されている。
・ 目標を主体的に設定しようとすると「問題意識」が育つ
・ 「情報収集・分析力」も欠かせない
・ 目標のアイデアをもって上司とすり合わせるとき「コミュニケーション能力」が向上する
・ 主体的に取り組む目標に対しては「仕事に対する責任感(オーナーシップ)」があがる
・・・というような個人を成長させる機能が備わっている。それに加えて目標シートに成長目標を掲げる、それを評価する、という必要があるのだろうか? 仕事の目標を意識して各人がそれに向かって努力する。自分自身の足らないところを埋めながら頑張る、ということだけでも充分な気がする。
あれもこれも、と考えると、結局は虻蜂取らずになる危険性がある。よく吟味してほしい。
文責:田辺和彦
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