管理職は、部下が目標を立てやすいように考えて自分の目標を立てる
管理職の目標があまり抽象的だと部下が困る。かといって、あまりに小さな目標、具体的すぎるものだと部下が目標を作りづらい。
例えば6名の東北営業所長で考えてみよう。
部下には営業職が4名、サポート担当2名(宮城担当、全域担当)営業アシスタント1名がいるとする。
その営業所長が、
① 「東北営業所売上高 5億円」
② 「秋田県○×グループとの新規契約で売上高 1億円増」
という目標だけなら「サポートの人」や「営業職の秋田県以外の担当」が困る。
これは具体的すぎて関係ない人が出てきてしまう例だ。
2つめの目標が「介護関係企業との新規契約で売上高 1億円増」という程度なら、サポートの人もその上司目標をとらえた目標化が可能かもしれない。
例えば「介護関係での成功事例、失敗事例を8月までに5件まとめ、営業所会議で発表する。」というような感じだ。
抽象的すぎて困る例は、このような感じだ。
① 「東北営業所売上高 5億円」
② 「顧客管理を徹底する」
こうすると「サポートにとっての顧客管理」「営業にとっての顧客管理」がピンとこない。だから単なる"かけ声"に終わってしまう危険性が高い。管理職は自分の目標を立てる時には部下が目標を立てやすいように、と考えて作り込む必要がある。
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文責:田辺和彦
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