外資系企業の幹部は何故"Describe your job."に慣れているのか?
『クビ!論。』 の著者である梅森浩一さんによると、外資系企業の幹部は"Describe your job."といわれれば、スンナリと自分の職務を書き出すことが出来る人が多い、ということだ。
あらかじめ"Job description"が整備されているはずなのに、なぜ職務を定義、記述できる能力が備わっているのだろうか?そもそも職務内容を知りたければ、整備された職務記述書を見れば済むのに、何故わざわざ書き出させるのか?
私の推測はこうだ。
① 変化の早い環境に合わなくなる恐れのある「標準的な職務記述書」を整備する努力を止めた(とくに幹部層での)
② もしも整備されたものがあったとしても、実態を表していない可能性があることを理解しているからこそ「で、いまはどんな職務なの?」と聴く必要がある
③ 幹部の職務内容をつかむだけではなく、一人一人の問題意識、視野の広さ、仕事の進め方、価値観などを垣間見ることが出来るから
ということではないかと思う。
いまでも幹部クラスには職位別の職務記述書を作成させ、それをもとに上司と話し合い、職務評価を行い、職務等級を決定する、という組織はある。スピードが重要で、社外とのネットワークで仕事を進めていくことが大切な時代環境を考えると、今後ますますこの傾向が強まっていくように思われる。「○○部長だから、どんな場合でも、これをやるべき。これが成果。だから6等級」というのではなくなる。
文責:田辺和彦
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