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目標に目的や夢、背景をどう表現するか?

目標シートにはスペース的な制約がある。
そのため目標は、無機質で味気ない表現になりがちだ。

例えば「××に起因する入力ミスを3割削減する」という目標を立てた時には、その背景や目的など「志すところ」はイメージできている。しかし数ヵ月たつと目的や背景、志が消えてしまって、やるべき事柄、ノルマとして目標のイメージだけが残る。

上記の例では、きっと「再入力に伴う急な残業をなくす」「お客様に迷惑をかけない」などが本来の目的としてあるのだろう。
忘れないようにする対策としては、2つ考えられる。

① 目標の前の列に「目標設定の背景」を挿入する

② 目標に「目的」を表現する

①は目標シートに工夫をこらす、という方法だ。
②は少し長ったらしくなることを覚悟して、全部表現する、という方法だ。

上記の例で言えば、このようになるのだろう。
「お客様の手間を省けるよう、××に起因する入力ミスを3割削減する」

目標達成のアクションを起こす前に、目的や背景を思い出し、志を取り戻す。
そして心のこもった仕事をする。そうすることで安直な仕事、心のこもらない仕事になることが防げる。そして最終的な目的となる「顧客・ユーザーの満足」や「組織・個人の成長」などが達成される。

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文責:田辺和彦

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