プロセス・達成手段はシートに書かせる?その2 ~成熟度からの考察~
限られた時間、限られた目標シートのスペース、という要素から考えると、プロセス・達成手段をシートに書かせるかどうかは悩ましい。
前頁では、それぞれの長所・短所から判断して欲しい、と記述したが、ここでは、組織やメンバーの成熟度から考えてみたい。
「記述させると良い組織・人材」
・自分で自分の仕事を組み立てられる人が多い組織
・仕事がルーティン化していてマンネリになりそうな組織
・緻密な部下管理ができる管理職が多い組織
「全員には記述させない方が良い組織」
・考えたり、書いたりするのが苦手な人が多い組織
→ 無理に書かせるとかえって仕事嫌い、目標管理嫌いを生む。
・プロジェクトなどを複数抱えている組織
→ もともとMBOシートとは別に管理シートを用意していたりする。結果、「管理の重複」が起きる。
MBOの提唱者ドラッカー先生は「すべてを管理しようとすることは何も管理しないことと同じである」という含蓄の深い言葉を残しておられる。
迷ったなら「全員には記述させず、必要な人、テーマでは別紙で提出させる」というあたりをお奨めしたい。
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文責:田辺和彦
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