目標を絞り込むのは危険では? ~他にもやるべきことは沢山あるのに~
常に目標を意識し、具体的な行動を起こしていくためには、年間の目標は3~5個程度に絞り込むことが必要です。
でも品質の目標だけではなくコストも目標にしたいし、納期の目標をつくりたいし、という気持ちになることがあると思います。
その時に思い浮かべてほしいのは、「ある目標を徹底的に追求すると、他の要素が改善されていく」という傾向です。
例えば品質管理QCを徹底すると、仕事の無駄が減り、結果的にコスト削減や納期短縮につながる、という感じです。
一度、経営破綻したアメリカのコンチネンタル航空は、発着遅れ、手荷物の紛失、ということで「最悪の航空会社」と呼ばれた時期があったそうです。そこを建て直したケルナー社長は「まずは定期運行」というシンプルな目標に取り組ませた、というのです。結果的に手荷物の紛失も収まり、収益改善効果は一ヶ月600万ドルにのぼったそうです。
【遠藤功著 「ねばちっこい経営」105ページより】
「あれも」「これも」ではなく、本当に重要なもの、他の要素への波及効果が高いもの、それを何とかして見つけだしましょう。
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文責:田辺和彦
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