時代はデザイン・クリエイティブ志向。実績が大きな意味を持つ
アメリカの業種別雇用者数が日経新聞に紹介されていた。
- サービス業は雇用者が増え続け、07年1月の調査では、83%だ。
- 製造業は10% (現場で働く人だけだと多分、その半分)
- 建設業はさらにその半分、という感じだ。
そういえば最近は、弊社にもクリエイティブ系の会社からの依頼が増えている。そこで仕事をしてみて感じるのだが、例えばコピーライター。文字数で仕事を評価することは出来ない。
Aさんが10文字で、Bさんが15文字だから、賞与は5割アップ、というわけではない。むしろ、どの程度、消費者、見込み客層に印象強く訴えたか、が評価ポイントである。
事前に準備したチェックリストや評価項目で評価はしにくい。してもきっと納得性が得られない。時間どおりにくるが、アイデアが貧困なコピーライターでは困る。
デザイン・クリエイティブな職種では、その人の関わったプロジェクトの成功率、インパクト。そこでのその人の貢献。というあたりがポイントになるはずだ。
つまり実績や、そこから決まってくるその人の格(業界での位置づけ)で基本料金が決まる、というイメージだ。だから、営業現場で見られる、四半期評価や半期評価というのでは、あまり意味をなさないかもしれない。
「中性脂肪に告ぐ!」というサントリーの黒烏龍茶。このコピーは、力強い。商品のコンセプトがはっきり出されている。言葉としての面白さもある。凡庸ではない。戦っている! という雰囲気がある。面白さがある。これはたった7文字だ。
では、このコピーにどれぐらい払うべきか?
広告は、コピー以外にも、俳優、音楽、映像(テレビ、ポスター)など、さまざまな要素から成り立つ。だからプロジェクトごとに効果と、それぞれの貢献を考え合わせて決算していく、という方式も成り立つかもしれない。
文責:田辺和彦
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