New ヒント集HR Tips

『財務情報以外の指標を活用できていない日本企業(日経ビジネス)』を読んで

「従業員の定着率や離職率」が世界に比べて低いのは、そもそもあまり定着率が悪くなかった時代の残像かもしれない。

「従業員の労働意欲や満足度」が低いのは、基本的に労働意欲の高い日本人だけを管理していた時代の残像であろう。「満足度」は、長期雇用を前提とした組織運用で、あまり問題視されなかったのだろう。

むしろ気になるのは「労働コスト」ととらえる傾向が少ないことだ。

人財をコストとして捉えるなんて...という反論が聞こえてきそうだが、正規社員の割合が減りつつある今日、日本人の労働者が減っていく今世紀は「労働コスト」を踏まえつつ「既存社員の福利厚生を図っていく」という発想が必要ではないか?

「初めに人ありき」という人財重視の発想は世界を先取りしたものでとても大切だと思う。しかし今の日本企業は「既存の正社員ありき」という趣が強い感じがする。

「非正規社員」や「非健常者(精神疾患含む)」「日本国籍以外の人間」にもう少し焦点をあてて「人ありき」を考えるべき時期が到来しているのではないか。

文責:田辺和彦

検査診断へのお問い合わせ

pmark-logo2.gif

検査診断へのお問い合わせは、お問い合わせフォームより承っております。お気軽にお問い合わせ下さい。

検査診断へのお問い合わせ

お問い合わせフォームがご利用になれない場合は、下記のフリーダイアルをご利用ください。

お問い合わせ電話番号:0120-417-420(フリーダイヤル)

お問い合わせ

新人採用時の適性検査、中途採用時の適性検査、社内研修や人事コンサルティングのご相談など、
専任スタッフがご要望に応じてご対応いたします。