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目標設定は『相撲の立会い』と同じ。お互いが踏み込まないとお互いのためにならない

目標を設定するにあたっては、上司からの指示を待つ、というような受身の態度ではいけません。上司の方針や目標を無視しなさい、自分の考えを押し通しなさい、と言っているわけではなく、良い目標にしていくためには、上司と部下とのコラボレーション(協同)が大切だ、と言いたいのです。

自分としては、このような事柄に取り組みたい、取り組むべきではないかということを、上司との話し合いに入る前に整理しておく必要があります。そうしておかないと目標設定がお互いを刺激し、啓発しあえるような場にはならないのです。

相撲でたとえるなら上司は横綱です。その横綱の立会いを見てから立ち上がっているようでは、相撲になりません。一直線に横綱(上司)に押し出されてしまいます。そこには満足感が残らないし自分の成長もないのです。

たとえ押し出されようが投げられようが、自分から一歩踏み込んだ立会いができれば、精一杯やったという満足感は残りますし、成長もします。

自分で考えたって、どうせ上司の目標を割り当てられるのだから、と斜めに構えないで自分の成長のためだと思って、目標の候補、アイデアは整理しておきましょう。

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文責:田辺和彦

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