職務記述書とは? Job Descriptionとは?
職務の内容を記述したもの。
記述する内容は、組織によって違うが一般的には、
「職務名」「仕事内容」「必要な能力」などで構成される。
※「必要な能力」は職務遂行要件、職務要件と呼ばれることもある。
職務記述書と類似した内容でも次のように名づけられることもある。
職務基準書、職務定義書、役割定義書、職務要件書、等級定義書、グレード定義書、資格定義書。
日本においては、職務給制度、職務等級制度、役割等級制度などを取り入れている場合、人事部門主導で整備されることが多い。 その際、主に「等級決定(昇格)」や「人事考課の基準」「能力開発の基準」「採用の基準」として利用される。
職能資格制度を導入している組織では、職能基準書や職能要件書という名称で「能力」「課業」が整理されているケースが多い。
英語では「Job Description」。
米国では、採用したいと考えている管理職が主体的にそのポジションの記述書をとりまとめ、それをもとに人事部門と協調して採用を行う、というスタイルが多い(日本に比べ採用権や解雇権も委ねられているがその分、責任も重い)。
採用後も評価基準などとして用いられるが、どちらかというと採用のために整備する、というニュアンスが強い。したがって、雇用契約や労働政策に関わる法律、州法などを踏まえて記述しなければならない。
一つの職務のことを一つのフォーマットで記述する方式を「個別職務記述書」と呼び、同一職種の複数の職務を連続的に記述する方式を「連合職務記述書」と呼ぶ。
*例えば、営業職中級(この例ではこれが職務)だけを記述したものが個別職務記述書
*営業職(この例ではこれが職種)の初級、中級、エキスパート、プロフェッショナルなどのランク別に一覧表として記述するものが連合職務記述書
米国では、職位別または職務別に「個別職務記述書」で書かれることが多い。
日本では、職種別に「連合職務記述書」とすることが多い。
文責:田辺和彦
検査診断へのお問い合わせ
検査診断へのお問い合わせは、お問い合わせフォームより承っております。お気軽にお問い合わせ下さい。
検査診断へのお問い合わせお問い合わせフォームがご利用になれない場合は、下記のフリーダイアルをご利用ください。