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厳格化傾向とは?

厳格化傾向とは、人事考課における考課者が陥りやすいエラーの一つ。
実際よりも厳しい(辛い)評価になる傾向を指す。

その原因には次のようなものがある。

<行動的な原因>

1) 評価基準が理解できていない。

2) 失敗やミスに目が奪われて、成功や普通どおりにできたこと、に目がいかない。

3) 評価の際に、行動事実の整理整頓ができていない。

<評価者の心理的な原因>

1) 厳しく接しないと部下は育たない、という想いが強い 。

2) 日常での厳しい指導ができずに、評価で自分の想いを示そうとする。

3) 組織の存続発展への危機感があり、部下が頑張らねば、という想いが強い。

4) 「俺の若いころは ! 」 などの想いが強く、部下をじれったく感じる(対比誤差と共通)

<組織・風土的な原因>

1) 「あるべき論 」で考える習慣が強く、実態や実際を見ようとする姿勢が弱い。

2) 「普通にできて当たり前の仕事」が多い。

3) ユーザーや関係者から感謝の声を拾う仕組みがない。

文責:田辺和彦

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