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中心化傾向とは?

中心化傾向とは、人事考課における考課者が陥りやすいエラーの一つ。
的確な判断を下せず、評価が中心(普通やどちらとも言えない)に集まる傾向を指す。

その原因には次のようなものがある。

<行動的な原因>

1) 評価項目が理解できていない。

2) 評価段階の基準が理解できていない。

3) 評価の際に、行動事実の整理整頓ができていない(寛大化傾向と共通)。

4) 評価をするための情報が少なすぎる(部下の行動や能力発揮を把握できていない)。

<評価者の心理的な原因>

1) 実際の行動が把握できていないから、評価をするのが不安 。

2) 人事考課フィードバックの際に部下から不満が出るのが怖い。

<組織・風土的な原因>

1) 部下の数が多すぎる(管理範囲を超えている)。

2) 「最終評価結(主にS,Aなどの評語)」でしか、評価点のバラツキを捉えていない。

3) 部下が通常組織とは別のプロジェクトで活躍しているなどマトリックス的な組織、クロスファンクショナルな組織。

文責:田辺和彦

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