ダウンストリーム(下降曲線)でこそ人間力を
人生長くやっていると、必ずダウンストリームに流される時がある。
20才の頃「神田川」で大ヒットを飛ばしたかぐや姫の南こうせつさん。演出家の鴻上尚史が主催する「生きのびるために笑う」の4月のゲストで出演されていた。大ヒットを飛ばした絶頂期から毎年少しずつコンサートの空席が気になり始める。ひどいときにはコンサートホールに聴衆は100人だけ、という事もあったらしい。そんなときの惨めな気持ちを披露されていた。
ミュージシャンだとこんなとき「ドラッグ」や「酒」「男女関係」に溺れていく人が少なくないそうだ。下手をすると動員をかけてしまうらしい。その現実を真っ正面から受け止め、精一杯、そのステージで歌う。そうすると毎年、また少しずつ観客が戻ってきたそうだ。
体験談をその人の声で聞く。
生々しい。
説得力が違う。
i-pod、Podcastというメディアならではの迫力があった。
著:田辺和彦 →360サポーターズ
■多面評価や自己診断なら → gdl360.com、検査・診断シリーズ