上司もミスをするもの、という想定で上司と部下が仕事を進める。オシム語録に共感する
上司は的確であって欲しい。
そうすれば、部下である私達の仕事はもっと上手くいく。無駄が減り、効率的になる。競争相手に勝てる。組織人なら誰しも、そうあって欲しいと願う。
しかし「願望」と「上司は的確であるべきだ」という想いが混同してしまうと組織は混乱する。上司は生身の人間であり「べき」は、概念だからだ。20代、30代でこの言葉を噛みしめていたら、もっと活躍できたかもしれない。そんなことを考えさせられた。
オシム語録
日本の組織を見ていると、上司は常に正しくなければならないと上司も部下も思っている。
ミスをすると権威にかかわると思ってもいる。
私の経験則では人は誰もがミスをするし、それを前提にした方が上司と部下の共同作業もスムーズに運ぶ。
掲載:日本経済新聞 2007年12月21日(金)
著:田辺和彦 →360サポーターズ
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