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指導者とその協力者

指導者と部下ではなく、指導者とその協力者という言い方が適切かもしれない。
それぞれの階層・それぞれの役割において、ひとりひとりが経営者の立場・発想で物事を考え、行動している。指導者と協力者との関係が、支配と服従ではなく、それぞれの責任感を基盤とした関係であることが理想である。

リーダーシップは、自分の思いとおりに人を動かす高度な技術などではけしてない。目的やビジョン・価値観を共有することによって、自分がこうしてほしいと思うことに協力する意欲を相手から引き出すことである。指導者と協力者の関心が重なり合ったとき、両者の協力関係は持続し、長期的なものになっていく。

同じ目的に向かって協力し合う人たちの間には、強い心のきずなが生まれてくるものである。そのことに全身全霊を打ち込んでいるからである。一方、人に命じられている人は、ただ身体を動かして時間をつぶしているだけで、自分の仕事に対して精神的、感情的にひかれるものが何もないのである。

協力者は、肩書きで命令されるものでもなければ、買えるものでもない。それは獲得するものである。指導者と協力者の信頼関係は、自分たちの目的が全面的に支援されていることを自覚することによって、さらに強化されるものである。そのリーダーシップをささえているものが「イニシアティブ」である。

著:佐藤創紀 →360サポーターズ
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