体験の発表の場
自らの実践内容を、体験発表の場を作り、その場において是非を他に問うと。
そういう発表の場は、広く意見を求めて、そしてそれを参考にしつつ、さらに自分の心を養い高めていくということにつながり、きわめて大切なことであると思う。
お互いがそれぞれの体験を持ち寄り、その内容を発表しあうならば、他の多くの人々との実践内容を知ることができる。そうすれば、自分では気づかなかったこともわかるであろうし、また、いろいろな示唆を得ることもできるであろう。
さらに自分自身の体験について、自分で検討することは非常に大事なことであるが、それとあわせて、こういう体験発表の場で、他の多くの人々の体験を聞き、それを検討してみるということも、メンバー育成ということで、非常に役に立つ大事なことではないだろうか。
こうした体験発表は、自分ひとりだけの工夫努力でなく、より多くの人々の工夫努力を吸収することができ、みずからが心を養い育てていくために大きなプラスを得ることができるのではないかと思う。まさにメンバー育成につながるものである。
なにごとも経験であり、勉強である。そのような心がまえをもって仕事に取り組むならば、月日とともにいろいろなことをおぼえ、学びとっていくこともできるであろう。だから、そこからは、限りない進歩向上の姿も生まれてくる。
著:佐藤創紀 →360サポーターズ
■多面評価や自己診断なら → gdl360.com、検査・診断シリーズ