フィードバック
コーチングで「フィードバック」というと、あるテーマについて、フィードバックする人が、自分の思ったこと感じたことをそのままその相手に伝えることを言う。
そのまま思ったことや感じたことを自分の気持ちとして伝えることが重要である。相手の意思や相手の考え方に影響することなく、自分の考えとして伝えるのである。
これは、組織のマネージメントでも重要であり、他の意見や考え方に影響されることなく、リーダーとして伝えていくことである。メンバーはそのリーダーの姿勢を学んでいくことになる。言いたい事を言え、言いたい思いを言うことが重要で、それが他の人と違っても、何の遠慮もすることは無いのでる。その姿勢がその組織の宝となり、組織の成長につながるのである。その模範となり率先してフィードバックしていくのが、真のリーダーである。
その時、注意しなければならないことがある。それは、相手に対して「あなたは、~すべきである。」とか。「あなたは、~せねばならない。」といった「あなた」に対する強制的な物言いになってはけない。あくまでも「わたしは、~思う。」とか「わたしは、~である。」といったように「わたし」としての境界線を逸脱してはいけないということである。それが、相手に対する尊厳という、対等な人間関係を作る基本概念である。人は人格として対等でなければいけないのである。
著:佐藤創紀 →360サポーターズ
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