想像力を強化するトレーニング
新しいアイデアやコンセプトを生み出すうえで、想像力は非常に重要な能力となります。
想像力とは、これまでに見たり・聞いたりしたことのない新しい状態をイメージすることですから、新しい概念を生み出す推進力になります。そのような想像力を高めるトレーニングの一つに、あえて日常感覚や価値観と異なる表現を設定して、その状態をイメージする方法があります。
たとえば商品やサービスに関して普段使わないような抽象的な意味を設定して、その具体的なイメージを想像します。企業イメージを表現する場合は「先進的な、格調のある、伝統的な...」といった言葉が一般的に用いられています。そこで企業イメージの表現に使われることのない言葉からそのようなイメージの会社を思い浮かべます。日常の意識と異なる世界をどこまでイメージできるか、想像力が問われます。
問題
設問に近いイメージの商品・企業・サービスを想像して具体名で記入してください。
例題「もっとも安いサービス」 解答「笑顔」
問題 | 設問 | 設問に近いイメージの商品名・企業名・サービス名を記入してきださい。 |
1 | 透明感のする商品 | |
2 | 軟弱な商品 | |
3 | 重そうで軽い商品 | |
4 | 甘えん坊な企業 | |
5 | 雅な雰囲気の企業 | |
6 | しなやかな企業 | |
7 | 透明感のあるサービス | |
8 | 輝いているサービス | |
9 | 貴重でまれなサービス | |
10 | 美しいサービス |
これも答えはひとつではありません。いくつも考えられます。普段使わない、常識的でない表現からのイメージとは、普段使わない知識を組合せた概念となります。これまでにない視点を探し出し、どこまでユニークな想像ができるかということです。
著:加宮利行→360サポーターズ
■多面評価や自己診断なら → gdl360.com、検査・診断シリーズ