サービス業の差別的サービス
旅行代理店や広告代理店などサービス業の多くは、どの企業でも取り扱う商品が同じにようになりがちです。
どこで買っても同じようなモノを販売するサービス業界の場合、どのような点で差別化をはかっていけばいいのでしょうか。旅行代理店の『H・I・S』は、低価格を売り物に市場参入をはかり成功しました。
この動きに対して他社も当然のごとく追随しますので、再びほぼ同質の競争状況に陥ります。このような状況で差別化をはかるために、付帯サービスの開発に力をいれているのがJTBかもしれません。最近も、旅行中の留守宅サービスを開始しています。
旅行の留守宅警備とペットの世話などのサービスで、比較的長い期間、海外旅行に出かける熟年層が対象となっています。留守宅に取り付けた簡易型の警備機器による管理やペットの世話・植木の水やりなどきめ細かいサービスが売り物になっています。サービス業本来の商品を売るために、付帯するサービスを充実させる試みです。
取り扱う商品で差がつかないなら、それ以外の要素で差別化をはかる取り組みが重要になるようです。
著:加宮利行→360サポーターズ
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