すべての人が・・・・
ディズニーランドのメリーゴーランドは、一見するとただ金色に塗られているだけのように見えるが、それはすべて「23金」が使われているそうである。つまりペンキではなく、金箔ということである。
しかしペンキと金箔との違いなんて、子供たちにわかるはずがない。親にだってわかる人は少ないであろう。それはいったいどういう意味なのであろうか。それは、つまり、金箔であるということで、キャストの心構えが変わってくるということである。
実はゲストがいかに大切か、それを思い出させてくれるのが、この金箔なのである。メリーゴーランドを掃除するのは、つらくて愉快ではないことも多々あるであろう。そんな時なぜ、それをやるのかを思い出す必要がある。「子供のために、ゲストのためにそれをやるんだ...」ということを思い出すのである。
だから、この金箔は、非常に重要な象徴となるのである。
ディズニーランドの社内報のタイトルは《 目と耳 》という。これはディズニーでは「すべての人・すべてのものが語りかけ、歩み寄ってくる...」ということを表し、その内容もまさにそのとおりのものになっている。世界の一流企業の社内報というものは、必ずすべての人とものが語りかけ、歩み寄ってくるものとなっている。そこには、すべての人の自己信頼がある。
著:佐藤創紀 →360サポーターズ
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