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同質的・専門集団では『新しいモノ』が生まれない?論理思考の限界、非論理的な想像力が斬新なアイデアを!

景気後退による売上減少をカバーする最善の方法は、新商品の開発です。いくらコスト削減策を進めようが、魅力ある新商品の開発なくして業績の回復は困難です。厳しい状況だからこそ、開発部門の増強をはかる必要があります。

基本的に開発部門の強化はどのような人材を起用するか、どのようなメンバーで構成するかといった点につきます。大半の企業では、専門知識をもつ技術者を優先して配置しているようですが、はたしてこれでいいのでしょうか。創造性の原則から考えて、専門的知識と発想力(想像力)の間に相関関係があるとは思えません。むしろ、技術者の人たちは原理原則・因果関係を重視するため、発想を飛躍させる想像力に欠ける傾向が見られます。

組織的にみれば、技術者中心の同質的組織にするか、営業・販売経験者など問題意識のことなるメンバーもいる異質的組織にするかといった問題があります。同質的にすればコミュニケーションはよくなり仕事のスピード化につながりますが、どうしても発想は似通ってしまいます。異質なメンバーを加えれば、内部で葛藤がうまれるかもしれませんが、ユニークなアイデアを生み出す可能性は高くなります。

日常生活に関係する消費市場の商品を開発する場合、左脳派の「原理主義」の人たちを中心にする技術屋集団だけではアイデア面で限界が生じやすくなります。論理より想像といったタイプの人も組みいれて、異質なメンバーの組織にするほうが成果につながると考えられます。

著:加宮利行→360サポーターズ
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